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その時に、山口真由さんの本を紹介しました。 閲覧して頂いた人が多かったようなので、もう少し補足しておきます。 東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 (SB新書) 今回は、「7回読み勉強法」のエッセンスを抜き出して、「テキストの読み方」を考えてみたいと思います。 詳しくは、誰でも簡単に読めるので、本を参照して欲しいのですが、ざっくりと要約するとこうなります。 1‐3回目「眺める程度でいいから全体を拾う」 初めに読む時に、読むことに負荷をかけ過ぎないことです。 「ふーん、こんな感じか」という気持ちで十分です。 4回目「テンポよく黙読する」 ここからは、普通に読んで文章の意味を拾っていくそうです。 5回目「次に読むところを少しずつ予想」 理解度を8割まで一気に高めるイメージで読むそうです。 6回目「要約しながら読む」 単語と単語、数字に動詞を組み合わせて頭に叩き込むとのことです。 7回目「要約したあと普通に読んで記憶を固める」 理想としては、基本書をそのまま再現できるようになるように努めるそうです。 さて、この読み方ですが、山口さん以外にどれだけの人ができるでしょうか? 彼女は在学していた東大法学部でオール優だったそうです。 しかも、試験の平均点は99点…という大変な努力家です。 ということは、彼女が潜在的に持っている情報量は半端ないものです。 そういう人だから、7回読めはテキストの内容を完璧にマスターできると言えます。 勉強法は、覚えてどうこうするものではありません。 それを見たり聞いたりして理解したら、アレンジしてやってみることです。 たとえば、今まで、テキストをほとんど読んでいなかった人は、それを反省してちょっと数回流し読みをしてみましょう。 そうすると、今まで抜けていた「知識」が頭に入ってきて、テキストに書かれていた内容が少し分かるようになります。 そうすると、読むのが早くなってきます。 「7回読み勉強法」にチャレンジするのは、それからでも遅くないと思いますが、いかかですか? ここで話が終わってしまうと、「7回読む」だけでテキストの内容をインプットできると勘違いするおそれがあります。 その後も時間が許す限り、テキストを読み込みます。 予備校講師が彼女の学習法に批判的なコメントをすることがあります。 「7回では知識を定着させるのに足りない」というものです。 彼女は全体像の把握のために、まずは「7回」読んでしまおうと言っています。 インプット作業は個人差が激しいので、足りないと思ったらもっと読むべきです。 さらに、「7回読み勉強法」には、問題集を7回解くプロセスがあります。 これは、他の著書の中で指摘しています。 資格試験の学習法は、大きく分けて2つあります。 第一に、問題集をテキストの代わりに使う方法です。 第二に、テキストをサラサラ読む方法があります。 実は、この2つの方法は両輪の関係にあります。 ここで使う問題集は具体的には、過去問題集を指します。 そして、テキストは過去問を攻略するための手助けに過ぎないのです。 だから、最初にテキストを読んでも分からないのは当然のことです。 この段階は、知識の定着がなく過去問題集を解く段階ではありません。 そこで問題と解説をサラサラ読み、テキストの該当箇所で確認します。 この作業は自力で問題が解けるようになるまで繰り返します。 結果として、7回以上かかることになります。 その作業を通じて、徐々にテキストの内容も知識として定着します。 これが、インプットで重要な作業となります。 この作業が多いほど、試験に合格する可能性が高くなります。
by clam_my_lover_mx
| 2015-04-08 22:03
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